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( 六分駅 1992年1月 )
今夜はこのまま新潟へ
  万代橋の居酒屋で
    体ぬくめて帰ろうか・・・
( 六分駅 1992年1月 )
暗い駅長室
 看板だけが風にゆれる。
濡れたホーム
 ポイント標識燈の光が
        旅人を誘う。
( 六分駅にて   1992年1月 )
融けて落ちるしずくの向う
  遠く聞こえたタイフォンに
    こころも解けて汽車を待つ