里見駅 2002年8月
終列車が出て行った後も、
待合室にはしばらく、
明かりが灯っていた。
里見駅の
夏の夜は
静かに更けていった。
虫の音を聞きながら
明かりが消えるまで
ホームに佇んでいた。
2002年8月
小湊鉄道 里見駅にて
車窓からの明かりが
周りを照らし出す。
下り最終列車は
エンジン音とともに
森の中へ、
消えていった。