しんがりには
ワム80000が
ぶら下がっていた。
冬の日本海は
雲が多い
打ち寄せる波
潮風と
時折混じる粉雪に
吹かれながら
オハユニを見送った。
1981年12月
作業を終えた列車は、
ディーゼルの排気を残し、
力強いエンジン音を響かせて、
五所川原へと
向かっていった。