(北能代駅にて、オハユニ61の車窓より)
小刻みに鳴る
ジョイントの音に
うとうとしていた。
北能代に到着
ふと、ホームに
目をやる。
下校時間らしい
黄色い帽子が
かわいい。
地元の人たちで
にぎわう車内
旅人とみて
隣の人が、親切に話をして
くれたが、
津軽弁はわかりにくく
外国にいるような
気分になったことを
思い出す。
外は
師走の冷たい風が吹き、
時折、小雪が舞っていた。